「勤労感謝の日」の振替休日・・・には何の関係もありませんが、祖母の話をまた一つ。

90を過ぎて少しボケ始めた祖母。
これを機に叔母家族と同居を始めた頃の話。

まずは叔母家族の構成。
叔母:祖母の末の娘(※今回は登場なし)。
叔父:とにかく人のいい、優しい、酒好きな人(※今回は登場なし)。
長男:整備工場勤務。大雑把でおばあちゃん大好き人間。
次男:某電気メーカー勤務。几帳面でおばあちゃん大好き人間(※今回は登場なし)。

ボケ始めた人の特徴なのか、それとも遠慮があるのか、ご飯は食べてもなかなかお風呂に入ろうとしない。
入ったとしても、何度も声をかけ続けなければいけない。
しかもお風呂に入るための準備に余念が無く、とにかく浴室まで行くのに時間がかかる。
それを見かねた叔母家族が一計を案じた。
それが実行されたある日の出来事。

~以下:詳細~
午後6時半過ぎに長男が帰宅する。
そこで家族で示し合わせた通り、長男(以下:長)が祖母(以下:祖)に声をかける。
長:「おばあちゃん。ただいま。」
祖:「おぉ!長男くんお帰り。仕事お疲れやったねぇ。」
長:「うん。疲れたぁ。・・・そういえばおばあちゃんお風呂入った?」
祖:「ううん。まだ。」
長:「じゃ、先に入って。」
祖:「お仕事で頑張った長男くんが先に入らないとだめだよ。おばあちゃんは後でいいよ。」
長:「いやいや、俺、油まみれだし。」
祖:「おばあちゃんは家にいるだけだから、入らなくても大丈夫だから入りなさい。」
長:「えぇ。俺、おばあちゃんと一緒にご飯食べようと思ってるのにぃ。」
祖:「え?」
長:「お互いさっぱりして一緒にご飯食べようよ。」
祖:「そ、そうかい?じゃ、お風呂入ってこようかね♪」
とはにかみながら準備を始めました。
しかし、祖母の準備には「入る」と言ってから軽く30分はかかる。
それを待ちきれない長男は祖母の準備している間にさっさとお風呂に入ってしまい、祖母が浴室へ向かう頃にはテーブルでビールを飲み始めている。
~以上~

生まれつき弱視の彼女だから出来る技ですが、それを何年もやり続けた叔母家族、それに何年も騙され続けた祖母。
家族の強い絆を感じた出来事でした。

 

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