ここでは他では知り得ない、精霊流しを流すときのルールや花火の取り扱いなどについてお知らせします。

 

~精霊流しとは?~
毎年8月15日の夕刻から開催され、爆竹の破裂音・鉦の音・掛け声が交錯する喧騒の中で行われます。
精霊船は山車を連想させる華美なものであり、見物客が集まるためか「祭り」と誤解されることもありますが、あくまでも故人を追悼する仏教の行事です。
昔は精霊船は各地域、各家庭などで作っていたのですが、現在は精霊船を作る専門業者がいるようです。

 

~精霊船を流すときのルール~
道路で船を作る場合や全長2m以上の船を流す場合は、所轄の警察署長の道路使用許可が必要です。
船の大きさは、全長10 m、胴体7m、幅2.5m、高さ3.5m(船を持ち上げたり担いだりしたときの高さ)を超えないものを使っています。。
また、道路で精霊船を回したり、海に流したするのは禁止されています。

 

~花火の取り扱いのルール
「花火取扱者(事前に管轄警察署等で精霊流しの花火についての講習を受けた者)」以外は使用できません。
特に、やびや(ロケット花火)・連発式の花火など怪我や火災の原因になる恐れのある花火は花火取扱者以外は使えません。
花火を人や車両に向けて使うと、法律に触れ、処罰されます。
また、流し場内での花火は禁止です。
ちなみに長崎で盆の三日間の花火の消費量は三億円を超えるそうです。

 

~タスキの着用~
精霊船の「責任者」は青色、「花火取扱者」は赤色のタスキをかけています。
道路使用許可証と一緒に所轄の警察署で交付されます。

 

~精霊流しの行列~
きちんとした順番があります。
「印灯籠→鉦→遺族と家族→爆竹係り→精霊船」の順です。

 

~西方丸とは?~
精霊船の別名です。
西方は極楽の方角と言われており、故人が「極楽へ着くように」とこの名がつけられるようです。
その他、「極楽丸」「弘誓丸」「浄土丸」などを付けているところもあるようです。

 

~流し場のコースと交通規制~
「精霊流し」と言えば、県庁坂を大波止の方へ下る、ルートを思い浮かべる方が多いでしょうが、実は長崎市内はもとより、他の市(島原など)でも行われています。
「県庁坂~大波止」のルートは人も多く、なかなか間近で見ることができません。
そんな悔しい思いをしてらっしゃる方、ぜひとも他の町、他の地域の精霊流しを見てみませんか?

<流し場>
尾上流し場
松が枝流し場
滑石(平宗公園)
日見(日見公園)
東長崎(東部下水処理場前)、
現川(鉄道橋下)
茂木(片町、千々、大崎、宮摺)
飯香浦(海岸)
太田尾(バス停前)
山川河内(山川河内橋)
潮見(海岸)
田手原
六本松
早坂
戸町(南部下水処理場)
土井首(えがわ運動公園)
深堀(深堀町6丁目埋立地)
小榊(支所前埋立地)
本河内(本河内第2遊園・旧街道の峠)
西山木場(公民館前)
川平(六枚板)
香焼(岩崎鼻埋立地)
三和(漁協蚊焼支所横ほか5カ所)
野母崎(野母崎病院裏ほか3カ所)
高島(西海岸グラウンド駐車場)
琴海(小口住吉神社下船揚場ほか12カ所)
外海(神浦港 ほか4カ所)
伊王島(築港)

<交通規制>
流し場の管轄警察署へ直接お尋ね下さい。

 

~精霊流し後の掃除~
夜中~朝にかけて、爆竹や花火のカスを掃除します。
トラックを伴った掃除部隊の人たちが、手に竹箒を持って人海戦術でやっていきます。
道路をホウキで掃いてゴミを集め、チリトリで取ってトラックの荷台へ入れます。
何kmもこの方法で掃除し、翌日には何にもなかったかのように普通に、車や路面電車が走っています。
噂によると、花火のゴミの量は、10tトラック十数台分とも、数十台分とも言われているそうです。

3 Thoughts on “長崎の夏の風物詩「精霊流し」

  1. 長崎市民 on 2014年9月2日 at 21:01 said:

    友人の精霊舟を流したいのですが訳あって遺族の方々と連絡が取れません。
    この場合は流す事が出来ないのでしょうか?

    • dejima on 2014年9月3日 at 12:36 said:

      >長崎市民様
      コメントありがとうございます。
      精霊流しは遺族の方以外が流してはいけないというルールはないようですよ。
      もっと詳しくお知りたいようでしたら、
      「あじさいコール TEL:095-822-8888」へご連絡してみてはいかがでしょうか?
      そこでわからなくても、詳しい方をご紹介してくださる可能性があると思います。

      なお、私共は官庁関係ではないため、これ以上の詳しいご案内ができません。
      せっかくコメントしていただいたのに、ご期待に添えず、申し訳ありません。
      今後とも「出島日誌」をよろしくお願いいたします。

  2. 長崎市民 on 2014年9月3日 at 23:32 said:

    ご丁寧な返信ありがとうございます。
    後日、教えて頂いたように電話させてもらうことにします。
    適切なアドバイスありがとうございました。

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